好きなものを好きなだけ

オタクの語彙力0%日記

未来を見つけたードリフェスという新たな夢

2018年10月20日、21日に日本武道館で行われたドリフェスのファイナルステージ。
両日参加してきました。アニメからドリフェスに入った一人のオタクの、
心の整理のための作文です。人それぞれ様々な思いがあると思いますが、
自分が思ったことを綴っております。最後めっちゃポエム書いた。

 


武道館の話の前にドリフェスと出会ったころの話をさせてください。
私がドリフェスの存在を知ったのは「2.5次元アイドル応援プロジェクト始動」というのを
ツイッターで見たのがきっかけだったと思います。
近年の私はアイドルジャンルによくハマっていて(その頃一番アツかったのはキンプリです)
アーケードのプリパラもよくやっていました。
そこから、「男の子も着せ替えさせてライブゲーム出来たらいいのにな」みたいなこと
友達と話していたように覚えています。
で、ドリフェスも衣装が着替えさせられるみたいなことを知って、「これは絶対に好きだな」と思いつつ、
企画が本格的に始動してから見てみようかなと頭の片隅にしまい込みました。

 

それからしばらくして、アニメのジョジョ4部を見ていたときのこと。
アニメが終わると、ドリフェスキャストによるランティスの5分番組が始まりました。
毎回ベテラン声優さんとともにいろいろなチャレンジをするようなものだったと記憶しています。
それに伴い、アニメが放送開始されると知ったので「アニメがやるなら見てみよう!」ということで
アニメを見るに至りました。正直5分番組では若い子が頑張ってて微笑ましいな~くらいの印象でしかありませんでした。

 

アニメのドリフェスを見ました。
声の違和感を覚えつつも(笑)、明るくてキラキラしたみんながこれからアイドルになっていくんだな~重くなくていいなくらいに思っていたのですが、ライブパートで度肝を抜かれました。
まずドリフェスシステム。モブが持っているカードがみんなの元へ飛んで行って、
奏くんが見つけた一枚を受け取ったセリフは衝撃でした。「エール、重っ!!!!」
と思ったらなんか変身し出した。そしたらライブが始まった。
少し懐かしいようなメロディラインに3Dのキャラたち。ウィンクをしてくる純哉くん。
「君に見せたい景色があるんだ それはグローリー 次のストーリー」の歌詞に
こんなの…応援するしかないのでは……と口元を押さえました。
あと衣装がめ~~~~~~~~っちゃいい。なんだこれは。(のちにヴァンパイアと神父の服と知って崩れ落ちるオタク)
そして決定打になったのが終盤の奏くんのセリフでした。
「それにオレ、三神さんが言うように誰かが笑顔になってくれるの、きっと好きです!」
なんて、なんてキラキラしているんだろう、なんて軽いんだろう、そう思って視聴継続を決めました。
この二次元アイドルジャンル戦国時代に、こんなふうに軽くアイドルを始める子が一人くらいいたっていいじゃないかと。
そこからアニメ1期を完走し、すっかりキャラクターたちのことが大好きになっていました。
アニメを見始めてからアプリも入れて、二次元のみんなのことを少しずつ知っていきました。

 

初めて行ったイベントはZeppで開催されたファーストライブでした。
当たると思っていなかったものが当たって、曲は大好きだしとても楽しみでした。
ただ、キャストのことは正直ライブに行くまで顔も名前も一致していませんでした。
青の子が子役からやってたんだあ、顔がいいなくらいの認識で。
でもライブを見てみんなの顔と名前をしっかり覚えてきました。
想像以上に本物で、かっこよくて、キラキラしていて、サイコーを超えていました。
そして、ファスライのときに壮馬くんが言ってくれたんですね、
「今まで、勢いで武道館とかドーム行こうって言ってたけど、今日このライブで、
みんなが来てくれて確信しました。みんなとなら絶対行ける。だからオレたちについてきてください。武道館…イケるっしょ!」って。
そのときは行けたらいいなあ、でもきっとこんなにキラキラ全力でやっているんだから
いつかきっと。と思って泣きました。それをずっと覚えていました。

 

だから、武道館ファイナルステージが発表されたときは茫然としました。

 

正直ツアーで新規発表が何もなかったことで、いったん一区切りなんだろうなとは感じていました。
みんなの挨拶からも、まるで今日が最後のライブみたいな雰囲気の言葉がたくさんあって。
でも、さすがにアプリ終了、コンテンツ終了、活動休止までは考えていませんでした。
そして最後のライブを武道館でやると決定したと。
これではまるで、「『最後のライブだから』武道館が決定した」と思ってしまうじゃないかと。
すごく悲しくて、寂しくて、悔しくなりました。
実際の事情はわからないけれど、「やっぱり私たちが落としてきたお金が足りなかったのかな」と思ってしまいました。(フォロワーさんがバ〇ダイの決算書を見ていたらマイナスではなかったようですが)
私は勝手に、自分たちの経済力が足りなかった、布教もうまくできなかった、自分たちが頑張れなかったからほかのアイドルジャンルにお金を集中させるため、ドリフェスは負けたんだと思ってしまいました。

 

でも、武道館が決定しているのも事実です。
ツイッターを開いているときはずっとドリフェスのことを検索していました。
そうしたら悲しみに暮れる中に、これからだってできることがある、運営に要望を出して、新規を獲得して、もっとドリフェスのことを知ってもらわなくちゃ武道館が埋まらない、と。
すごいと思いましたし、確かにそうだと思いました。
私はツアーに東京・横浜と参加しましたが東京でさえ満席ではありませんでした。
横浜も、結構間近になって完売したと知って5000人のキャパを埋めるのでさえ必死だった私たちに
武道館に連れて行ってもらう資格はあるんだろうか?とさえ思いました。

 

それから約半年、コラボだったり、衣装展だったり、いろいろな展開がなされました。
私も初めてアプリの運営に要望メールを送りました。
アニメの円盤を全部揃えました。買っていなかったCDも全部買いました。
友達に布教される代わりにドリフェスの曲を聴いてもらったりしました。
そうこうしているうちに、21日のチケットが完売になったとアナウンスがありました。
私は驚いて「オタク、めっちゃチケット取ったんだな…」と思いました。
そして20日に追加公演が決定され、1日で終わるはずだったライブは2日楽しめることになりました。
追加公演に関しては心の底から嬉しかったです。武道館2daysは完売がなかったらきっとありえなかったと思いました。

それでも、チケット発券開始から直前までチケット譲渡が飛び交っているのを目の当たりにして
正直やっぱり難しいのではないかと思いました。
ところがどうでしょう。武道館も差し迫ったある日、公式から「今ならアニメ全話無料」とアナウンスがあるではありませんか。「今日から1日3話ずつ、イケるっしょ!」
その言葉にああほんとにラストスパートなんだなあと思っていたらなんとフォロワーさんが「見ようかな…」と言ってくれている。秒でリプしました。遅すぎることはないと。

 

そして武道館初日の朝から泣くことになります。
他の推し現場に行く人が、21日だけ参加予定だった人が、用事がある人が、
たまたま出張で東京に来ていた人が、「今日行こうかな」と言ってくれて、
本当に武道館に来てくれたのです。初日の朝だけで新規を4人も!
持つべきものは行動力のあるオタク。本当にありがたくて、その人たちに会ったら泣いてしまいました。

ライブ初日は感謝の追加公演。明日もあるから、今日くらい泣かずにただただ楽しみたいという気持ちがありましたが
満員ではないものの、埋まっていく座席に感動を覚え涙ぐみ、最初のドリカタイムでやっぱり涙を抑えることはできませんでした。
ファーストライブに行って思ったことがあったのです。
いつか、アニメのライブ会場みたいなたくさんの人たちとドリカタイムをやってみたいと。
それが叶いました。揺れるペンライトの光、私たちの持つドリカは、確かにみんなに届いていました。

 

ライブの感想そのものは別の記事にします。
ほんっっっとうに、楽しかった!!!!
ひたすら楽しくて、かっこよくて、今までで一番5次元を感じました。
ライブ終わりに、郁くんが「今日初めてドリフェスの現場に来てくれた人~?」と聞いたら想像以上の、本当に沢山の人たちが手を挙げてくれていて!それでまた泣きました。
もしかしたら、引っ張られて来ただけかもしれない。アニメもキャストも曲も知らなかったかもしれない。
それでもここに足を運んでくれなかったら、今日のライブは成しえなかった。
私はただのファンの一人ですが、本当に来てくれた人たちのおかげでライブが成り立ったんだなあと感動しました。

 

2日目。正直な話をするとライブ後の自分が想像できませんでした。
ライブが楽しすぎて、本当に終わる気がしなくて、でも、明日が最後なんだよな…と。
初日はアリーナ。2日目はスタンド2階。最高の席で見ることができました。
特にスタンド2階。あれはダメですね。ドリカタイムが好きすぎるオタクなので
みんなの持つ光が徐々に広がっていって、ステージが丸ごと見渡せて、
天井までも見渡せて、光に包まれた会場は絶景でした…………
2日目は初日の3倍くらい動員しているような気がするくらいたくさんの人が来てくれていました。
あとこの日も予定のなかったフォロワーさんがまた一人参加してくれて泣いた。ありがとうございます。

 

ライブは始まれば終わります。
幾度となく泣きました。これが最後、これが最後……
アンコールでみんなが一人一人、思いのたけを話してくれました。
みんなそれぞれドリフェス、そして一緒に歩いてきたキャラに対して色々な感情を持っていて、
やっぱり泣いてしまうんですけど、
壮馬くんの言葉は本当に意外でした。というのも、個人的な感情は郁くんの叫びに近かったのですが
まさか壮馬くんがあんなに明るく、笑顔でしめてくれるとは思っていなかったのです。
おおたまさきくんが、「最後だから武道館に立てたんじゃない、実力で立ったんだ」と言ってくれていましたが
壮馬くんは「やっぱり僕らはまだここに立つ器も技量もなくて、」と言っていて。
それでも、「ライブ中楽しくて仕方がなかった。今までやってきた3年間得たものばっかりで、ツアーで終わっていたかもしれなかったのに
武道館にこれたんですよ。だから皆さん、これは『勝ち』です」

 

ああ、すごいなあ。
私は、この日を、ドリフェスが終了してしまうのを、「負けた」と思っていたのに。
壮馬くんの言葉をぼんやりと家でかみしめて、もしかしたらツアーで終わっていた現実があったかもしれないということを考えると。それなら今日のこの日は、終わっていたかもしれない未来には勝つことができたんだなあと。

 

ライブが終わるとやっぱり言葉は出なかったけれど、
自分が予想していたより苦しくて耐え難い胸のつっかえはありませんでした。
不思議でした。
14人が連れてきてくれたサイコー超えたライブの次の日が、
こんなにも軽い気持ちになるとは思ってもみませんでした。
朝、今日からアニメを見るとフォロワーさんが言ってくれていました。
昨日ライブが終わったのに、これからドリフェスを知ってくれる人がいる。
今までを考えると、あまりにも嬉しい出来事でした。

 

月曜日の夜、キャラたちのツイッターが更新停止になりましたね。
これで本当に終わりかと思うと、やっぱり涙が出てきました。
すると、「イケるっしょがトレンド入りしてるよ」とのツイ―トを見たのです。
まさかそんな。だって終わったのに。全部全部、終わったのに。
日付が変わったあとから、みんながタグを使って、イケるっしょと言ってくれていて、
徐々にトレンド順位が上がっていくのを見て、涙が止まりませんでした。
ライブの日が最高だと思っていたのに、翌日にはまだこれからドリフェスを知ってくれる人がいて、
そしてまた翌日にはこうしてファンが声をそろえてイケるっしょ、と叫んでいる。
サイコー超えた明日に、14人が連れてきてくれて、その明日をまた超えようとしている。
ボロボロ泣きながら、ツイートしながら、イケるっしょと叫んでくれた人の「ドリフェスが大好き」という気持ちを感じながら、私自身「やっぱりドリフェスが大好きだ」と再度思いました。
疲れて寝落ちて、翌朝起きると、イケるっしょがとうとうトレンド1位になっているのを確認しました。
ライブの直後ならわかる。でもなかったのに。あんなにサイコー超えたライブのあとですら、トレンド入りなんてなかったのに。ここにきてこんなことありえる?
深夜にキャストが、関係者の皆さんが、公式ツイッターが気付いてくれて。
朝にも、届いているよと言ってくれて。こんな朝、確実にサイコー超えてるじゃないですか。
もう全然、「なんで終わるの」とか「負けた」なんてことは思いません。

 

心残りがないと言ったらそれは嘘になります。
三貴子。印show派。ACE。ANSwerをはじめとするルーキークラスの子たち。
彼らのステージだって見てみたかった。ルーキーの子たちにステージに立たせてあげたかった。
曲があるのにライブが見られないなんて、と今でも思います。


それでも。
私は未来を感じました。
キャストの言葉に、キャラクターの言葉に、関係者の皆さんの言葉に、ファンの愛に。
活動休止、コンテンツ終了の現実は覆らないけれど、こんなにもドリフェスが大好きで、大好きで仕方なくて。
寂しくてきっとまだまだ泣いてしまうと思うけれど、それでもみんなに勇気をもらいました。


我らの5次元ジャンルはサイコー超えてます。それは、きっとこれからもずっと続かせることができる。
なぜなら私たちもドリフェスの一員だと言ってくれたから。
仲間で、ライバルで、祖父母で、ドリフェスだから。
今まで出会ってくれたすべての人が、ドリフェスを作ってくれたから。
そして、武道館で初めてドリフェスに触れた人が、これからドリフェスを知ってくれる人がいるから。


サイコーを超えた先にあった明日に、
みんなが教えてくれた未来の名前はきっと「ドリフェス!
いつになったって、きっと私たちはまたみんなと会える。
新たなる夢のステージを、私は心の底から信じています!!!!!!!